伊賀・信楽5人展 -継-
会期:2014年6月28日(土)~7月18日(金)
Opening party:6月28(土)PM5:00~
参加作家:石山哲也、澤克典、下和弘、
山田浩之、度會保浩
国境であった峠を挟み立地している信楽焼きと伊賀焼は、同じ古琵琶湖層の陶土を利用しており、須恵器を源流に伊賀焼は茶陶、信楽焼きは雑器として独自の発展を遂げてきました。
この二つの土地では、耐火度が高く高温焼成に向く良質の粘土が採掘され焼き物へと変わっていきます。
山のあちこちにはむき出しの粘土層を見ることができ、そして川には大雨でちぎれた粘土の塊がゴロゴロと流れてきたりもします。
この恵まれた地にいると、森羅万象をもって焼き物が継承されてきていると再確認できます。
今回、館主の矢崎さんのご厚意で繋がることができた5人の作家は、焼き物を時間軸で捉える者、概念的に捉える者、表現を装飾に拠る者、根源的に見る者、火に委ねる者と様々です。
そんな作家たちが、物づくりの一端を担うものとして自分たちの形で継承することを考え、未来に繋げる物づくりに挑戦します。
山田浩之