口の広い器に生ける時は、口元の姿が特に気になります。
花や枝の先の方ばかりに気を取られていると上手くいきません。

2月の花「クロモジ」
2018.2.20
細長く、口元が少し広がりをもった形の、織部の印象的な花入です。
強い個性のある器は花を生けなくても存在感があります。
強さを競うのではなく、繊細に囁くように生けてみます。