自然の一片を切り取ったような陶器の作品は、それだけで迫力があります。迫力は器に任せて、山奥にひっそりと咲く黄蓮華升麻をあわせます。
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雑草と言われる草、名前はあります。日常の自然の中に輝きを発見していくことは、投げ入れの花にはとても大事なことです。
宙に浮いたような軽やかな金属の花入れには 小さな花を器の線と重ねるように生けます。
朴の若葉の伸びゆく様は鳥の羽ばたきの様にも見えます。空に向かって光を掴み取るその姿はまるでダンサーのパフォーマンス。シルエットを楽しみます。
色、形、共に個性的で、主張の強い器です。どんな花を生けたらいいのか迷います。器の中の色を拾って、選ぶ花も主張の強い花で。
辛夷という樹木の存在は、子供の頃歌謡曲の中の歌詞で知りました。
遅咲きの椿である玉の浦は、線が柔らかく、色も鮮やかです。 色々な器に合わせることによって表情が変化します。
藪柑子は十両とも呼ばれ縁起物として正月に使われます。 花器の金箔の輝きはそれだけで華やかで、“はな”そのものです。
歳暮の花として生けられてきた寒菊を色鮮やかな赤い器に合わせてみました。寒菊は塊が単純にならないように小さいながらも重量感、深みを意識します。
秋の終わりから 春の終わりまで様々な椿を生けますが、先ずは白玉椿。丸い蕾が少しだけ微笑むような姿がなんとも初々しく、艶やかな常緑の葉に秋の色を添えます。
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