遅咲きの椿である玉の浦は、線が柔らかく、色も鮮やかです。 色々な器に合わせることによって表情が変化します。
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藪柑子は十両とも呼ばれ縁起物として正月に使われます。 花器の金箔の輝きはそれだけで華やかで、“はな”そのものです。
歳暮の花として生けられてきた寒菊を色鮮やかな赤い器に合わせてみました。寒菊は塊が単純にならないように小さいながらも重量感、深みを意識します。
秋の終わりから 春の終わりまで様々な椿を生けますが、先ずは白玉椿。丸い蕾が少しだけ微笑むような姿がなんとも初々しく、艶やかな常緑の葉に秋の色を添えます。
秋も深まる頃、「錦秋」と言われるような華やかな色とりどりの山の景色がある一方、落ち着いて静かな時を刻んでいる野の姿もあります。
秋草の名残の情景を生ける時は、頼りなさの中にキラッとした輝きを意識します。
端正な桔梗、野性味のある虫食い葉、そして無機質な空間を演出する花器。
常緑樹である山桃は初夏の味覚として食されますが、 背が高く育ちます。
四角い平皿に絵を描いているように生けます。 ただし、あくまでも、ふわっと軽やかに。
岩肌を想わせるかけ花入れに、藤の蔓と山法師を合わせます。 初夏の野山の一片を切り取ったような投げ入れです。
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