2012.10.7
館の外壁タイルが完成しました。
- 陶砂タイルー黄渇ー
木本和志氏作の「陶砂タイル -黄渇-」です。
素材は磁土、シャモットに、弁柄と黄色の顔料を混ぜたものを焼成しています。
一般のシャモットタイルと称されるものとは全く表情が違い、土味を強く感じさせてくれます。
シャモットの持っているザラザラ感を残したまま、タイルに仕上げるところに作家の苦労がありました。
目地がないのも、もう一つの特徴です。
光の挿し方によって表情の変化を楽しむことができます。
館にいらした際にはぜひご鑑賞ください。

~木本和志プロフィール~
1976年 福岡県に生まれる
2001年 愛知県立芸術大学美術学部陶磁専攻 卒業
第1回世界陶磁ビエンナーレ(大韓民国)造形部門/特別賞 受賞
2003年 東京 ギャラリー陶彩でスタッフをしながら埼玉にて作陶
2007年 愛知県瀬戸市にて陶磁器会社に入社
2009年 山梨県忍野村の會田雄亮研究所のもとで陶壁と食器制作に携わる
2012年 現在埼玉にて作陶