2012.9.17

9月の花「山芍薬の実・朝鮮五味子・山白菊」

生けた人:鈴木ひろ子

 

春に可憐な花を咲かせる山芍薬ですが、実となると一変します。

あの、純粋無垢な深窓に育った女性を思わせる花からは、到底連想できません。

夏という盛りの季節をすぎた頃、まるで本性をさらけ出したかのように、パクッと開いたその実の中に鮮やかな色。

艶っぽくもあり、引き込まれそうなその姿に、凄みを感じます。

厳しい自然の中で生き抜いて行く処世術なのかもしれません。

命の一瞬の輝きを、自らの心のあり方、そんなことを花は教えてくれます。
忙しい現代人にこそ、必要なこと…。(鈴木ひろ子)

 

花材: 山芍薬(ヤマシャクヤク)の実・朝鮮五味子(チョウセンゴミシ)・山白菊(ヤマシラギク)

花器:加藤尚子(神奈川在住)「草むら」花器詳細

 

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鈴木ひろ子

千葉県出身。子供の頃より茶道、いけばなを学ぶ。
川瀬敏郎氏に師事し、各メディアで作品を発表。
国内以外での展覧会多数。 一方、自身のなげいれの教室を主宰。
ここ数年は、造形作品[sculpture with plants]も制作、発表し、活動の場を、広げている。