2012.12.17

12月の花「苔木・枇杷」

生けた人:鈴木ひろ子

花を生けるために作られたのではない器を用いて生けることを「見立て」と言います。
今回使用しました作品も、本来オブジェとして制作されたものです。
どんな花を選ぶかということ以外にどんな器に生けるかということは、もしかしたらそれ以上に大事な事かもしれません。
それは元来、花は器賞翫のために生けられてきたという歴史的背景の故とも言えるでしょう。

ここでは、色はあえて控えて、器との響き合いを楽しみます。
花と一体となり、空間の中に存在する…

静かではありますが、力強い花は、一年を振り返る時、新たな年への希望を予感させてくれます。

花材:苔木・枇杷

花器:高津未央「そこに棲息する」(陶器)

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鈴木ひろ子

千葉県出身。子供の頃より茶道、いけばなを学ぶ。
川瀬敏郎氏に師事し、各メディアで作品を発表。
国内以外での展覧会多数。 一方、自身のなげいれの教室を主宰。
ここ数年は、造形作品[sculpture with plants]も制作、発表し、活動の場を、広げている。