2012.7.1
7月の花「クマヤナギ(クロウメモドキ)」

生けた人:鈴木ひろ子
クマヤナギ(クロウメモドキ)は、花は小さく穂状で柳に似ています。食したり、果実酒を作ることもできます。枝は細くしなやかかつ強靭なのでかつて馬の鞭、かんじきを作っていました。
黒姫あじさいは日本古来のガクアジサイの一種です。 あじさいの名前は藍色の花が集まるという意味の「あずさい(集真藍)」が変化したものといわれています。シーボルトはあじさいの学名に彼の愛した女性、お滝の名前をひそませたようです。
今回のお花の生け方についてワンポイントアドバイス
枇杷のような少々重い花材は無理に立てようとするのではなく、格好良く置くようにいけ、それ自身を花留めにして、他の花を生けると良いでしょう。
生けた人:鈴木ひろ子
花材:ビワ・クマヤナギ(クロウメモドキ)・ 黒姫あじさい
花器:加藤委(多治見在住)「サンカッku-」
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鈴木ひろ子
千葉県出身。子供の頃より茶道、いけばなを学ぶ。 川瀬敏郎氏に師事し、各メディアで作品を発表。国内以外での展覧会多数。 一方、自身のなげいれの教室を主宰。 ここ数年は、造形作品[sculpture with plants]も制作、発表し、活動の場を、広げている。