2019.11.12
京都 おいちゃん展のご案内
*こちらの展示は終了しました*
11月9日(土)より京都を活動拠点とされている4名の熟年作家によるグループ展を
開催しております。作品の一部をご紹介させて頂きます。
■久保田繁雄(ファイバーアート)
サイザル麻を作品イメージに合わせて染め、束ねた繊維を織り、縫い合わせて作られている作品です。
鮮やかな色彩が、サイザル麻の持つ野性味や光沢感を際立たせ、作品に力強さを与えています。
風や波の音など自然からインスピレーションを得て、織物でしか表現できない立体造形を作られています。
■村田好謙(漆)
雨に打たれる蓮の葉の葉脈や、光をモチーフとした作品の筋模様が
漆を使って表現されています。雨粒が水面に波紋を描く様子を繊細な螺鈿細工で表現するなど
漆を熟知し高度な技術を持つからこそできる、作家独自の世界が展開されています。
■山田晶(陶芸)
漆のような表情に見える山田氏の「猩々緋」シリーズは、下絵の具を塗り本焼きした後、上絵の具を塗り焼成し、
磨きをかけるという工程を、丹念に繰り返す事によって生み出されます。
深みのある赤色と、滑らかな器肌が特徴的です。
■森野彰人(陶芸)
「梅」、「蝙蝠(コウモリ)」「鳳凰」など、中国で縁起が良いとされているモチーフが描かれています。
面相筆で一粒一粒描くことにより生まれる点の強弱が、絵柄を立体的に見せています。
11月24日(日)まで開催しております。
ご高覧頂けますと幸いです。展示会詳細はこちら