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パティオ
館には様々なジャンルの作家の作品が住空間に取り込まれております。
またそれぞれの空間にはテーブルをはじめ、ゴミ箱、鏡、靴べらなど日用品と呼ばれるものたちが、
「用」を満たしながらもアート作品として存在感を示しています。
毎日触れるもの、目線に入ってくるものこそ、こだわりたいものです。パティオ「光庭 水盤(陶)」 川口淳
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メインギャラリー
メインギャラリーは特に展示台を設けておりません。椅子、テーブル、ゴミ箱などが全て作品です。また中二階への階段の手摺は、壁面をキャンバスに見立てた、まさに「用」を伴ったアート作品です。
手すり「一筆書き(鉄)」 佐藤忠
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小ギャラリー
小ギャラリーにはダイニングテーブルが設置されております。天板・脚は二人の作家の共同制作です。異ジャンルの作家たちの共同制作作品をこれからも展開してまいります。
テーブル「天板 落書錫研」東日出夫
テーブル「脚(鉄)」佐藤忠
壁時計「時計(中)」畠山 耕治 -
和室外壁
和室の外壁は金・銀の金唐紙が施工されております。明治時代に金唐皮紙として重要な輸出工芸品であったものが、その後その技術が途絶えてしまいました。金唐紙研究所の上田尚氏がその技術を再興なさり、新たに金唐紙として誕生したものです。今回は上田先生の愛弟子、池田和広氏が制作なさいました。
襖金唐紙幾何文様(紙) 池田和広
襖引手金具(金工) 秋濱克大
壁金唐紙幾何文様(紙) 池田和広 -
和室(内)
和室は、鉄・紙・漆・漆喰・木という自然素材から構成されておりますが、作家それぞれの創意工夫によって、新しい工芸アートの世界が展開されております。個性的な作品ばかりですが、とても落ち着く空間となっています。
壁黒箔(漆紙)工藤茂喜
床柱(鉄)留守玲
床の間江戸漆喰久住有生
天井枌板(漆木)工藤茂喜
天井光天井(紙、金属)長田和也 -
トイレ外側から
「華麗なるトイレ」と題された空間です。アクリル樹脂という新しい素材の可能性が見事に表現されております。また洗面ボール、タイルといった従来産業生産品としてしか捉えれていなかったものが、工芸アートとして用と美を満たし、機能優先にされがちなトイレを美しく変身させています。
パーテーションポリエステル樹脂 加藤亮
タイル陶 森野彰人
胡桃天板ポリエステル樹脂 加藤亮
洗面ボール磁器土 森野彰人 -
トイレ内側
トイレの扉を閉めると不思議な世界に浸ることが出来ます。草の根をイメージしたシャンデリアの光の中に、金唐紙の華麗な扉が美しく浮かび上がってきます。
扉金唐紙薔薇文様(紙) 池田和広
シャンデリア磁器土ジルコニア付 森野彰人 -
スピーカー
一瞬ぎょっとする怪しい球体の存在感が迫ってきます。これがスピーカーだと気が付かれる方は少ないと思いますが、そこから流れる音は耳から聞くというよりは、心の奥をくすぐられるような音色に全身が包まれます。
スピーカーBALLOON 石川眞水