2019.3.5

パート・ド・ヴェール体験教室

 

ガラス作家の大谷佳子氏を講師にお招きし、小皿またはナイフ&フォークレストの制作をお楽しみ頂ける
「パート・ド・ヴェール体験教室」を実施いたしました。

パート・ド・ヴェール(鋳造ガラス)とは
古代メソポタミアに始まったガラスの技法です。

粘土などで作った原型から耐火石膏で型をとり、
その型に粒や、塊り状のガラスを詰め、窯で焼成し
石膏型から割り出し、磨くなどの加工を施し
作品となります。

 

 

今回も、予め先生にご用意頂いた耐火石膏型に直接絵柄を彫り型をつくりました。

まず初めに、石膏型にカーボン紙、用意したデザイン画の順に重ね、
型とデザイン画がズレないように、注意しながら絵柄をなぞり写します。

次に写した線を線かきへらでなぞるようにして、石膏型を削ってゆきます。
いきなり深く彫ろうとすると、型が割れてしまう事があるので少しずつ削ります。

一度、すべての線を削った後は、水につけ、石膏を柔らかくしながら
彫り進めます。

先生が制作した見本(下写真)は2~3㎜程度の深さで、ガラスが流れ込みやすいように
削り出した溝がVの字になるように、線かきへらを倒す角度を調節して彫られています。

何度も同じ線をなぞると、太く深い溝が彫れ、光の陰影が強い
模様がはっきり見える作品になります。
細く、浅く彫ると柔らかな陰影の繊細な印象の作品になります。

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デザインによって彫り方を工夫するとよいと先生がおっしゃってました。

最後にイメージに合わせて色ガラスを選び、配置します。

粒状のガラスを型に詰めると、粒と粒の間に隙間が生まれ、
その隙間にある空気が焼成中に閉じ込められて、気泡ができます。
粒の大きさによって気泡のでき方が異なり、
ガラスの粒が細かいほど、気泡が増え透明度が低くなります。

受講者の皆様に必要な分量の色ガラスを選んで頂きました。
この後は先生が一度持ち帰られ、焼成・加工して下さいます。

ご参加下さいました皆様、作品がお手元に届くまで
今しばらくお待ちくださいませ。

 

 

 

講師のご案内

大谷 佳子 (ガラス作家)
神奈川県高座郡寒川町生まれ
1996年 女子美術大学芸術学部工芸科ガラスコース卒業
2000年 都立品川技術校金属造形科修了
2000年から現在、
女子美術大学芸術学部デザイン工芸学科ガラス非常勤講師
公募展 1995年より多数入選