2016.3.25

漆塗り体験会

3月18日(金)に漆塗のワークショップを行いました。

講師には、漆芸作家の伊良原満美先生をお招きし、
先生が事前に摺り漆を施した箸木地に、
「色漆で絵付け」と「箸先に国産漆塗る」作業をしてオリジナル箸を制作致しました。

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まずは、長めの箸木地をカットします。
一咫半が自分の手に合う箸のサイズとされております。

ひとあた

咫=親指と人差し指をL字に広げた時の指先と指先をつないだ長さ

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カットした面は、ヤスリで滑らかに整えます。

 

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絵付けの際は、漆が手に付かないよう、伊良原先生考案の簡易台に付き差し、
台ごと持ちながら漆を施します。

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色鮮やかな色漆を、細い筆にのせて描いていきます。

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最後に、箸の口に入る部分を国産生漆(大子)を塗り、完成です。

完成したお箸は湿らせた巻きダンで梱包し、当日にお持ち帰りになれました。
(漆は湿度が高いとより早く乾きます)
完全に乾けば、触ってもカブレる心配はございません。

毎日のように使用、口に入れるお箸をご自身で漆を施すことで、
より安全な食事を意識し、自然素材である漆の魅力を感じて頂ける機会となりましたら、
幸いでございます。

 

当ギャラリーでは、日本漆を未来につなぐためのNPO法人麗潤館と提携しております。
麗潤館の本部(茨城県大子町)では、毎月「漆塗り教室」を実施しておりますので、
ご興味をお持ちの方は、是非お問い合わせ下さいませ。

NPO法人麗潤館HP

 

講師:伊良原 満美 漆芸家
東京生まれ鎌倉育ち。
東京藝術大学大学院美術研究科漆芸専攻を修了後、個展や漆芸展にて作品を出展。
木漆や乾漆だけでは無く、様々な素材を用いて漆の表情を現した作品を多く制作する傍ら、
金継ぎ教室主宰や美術講師、ワークショップの開催などを通して多方面から漆の魅力を伝えている。
著書:「ゼロからの金継ぎ入門」(誠文堂新光社)